【インバウンド ミニコラム】なぜ、世界中で観光市場が増えているのか?

日本に限らず世界中で観光市場が拡大し、また将来の拡大予想がなされているわけだがその理由は何か。

 

それはいうまでもなく、「世界の人口が増えている」ということが大きい。我が国の人口はすでに減少局面にはいってしまったが、世界の国々ではまだまだ人口は増え続けている。

注目すべきは圧倒的に人口が増えているのが、アジアの新興国であるという点だ。特に、15~64歳の「生産年齢人口」が増えている点が重要だ。それ故、これらの国々では1人当たりGDPが大きく成長している。単に人口が増えているだけではなく、豊かになっていく人々が増えているということだ。

そんなアジアの中心にいるのが日本である。だからこそ、日本のインバウンドは伸びているのだ。日本を取り巻くアジアの新興国は、今後ますます豊かになる。

1人あたりのGDPが伸びていく国の人たちは、ゆくゆくは世界各国へでかけていくようになる。彼らのアウトバン熱は、国が成熟するまでの間、上がることはあっても下がることはない。

アジアだけではない。世界の人口はまだまだ増えていくし、世界のGDPも伸びていくだろう。UNWTO(世界観光機関)が発表している世界の国際観光客到着数は、2016年に12億人であるが、2020年に14億人、2030年に18億人と右肩あがりの見通しがしめされている

 

東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年で訪日インバウンドは終わると思っている人もいるが、それは大きなまちがいである。我々が生きている間はずっと増え続けていくもの、それがインバウンドだ。国際観光産業は、今後持続的に成長していく唯一の産業といって良い。日本に呼び込めるかどうかは、我々の努力次第である