
【2/19 報告レポート】インバウンドマーケット2020
【講演】世界を魅了する日本文化の神髄
~インバウンドの視点から見直す能楽の可能性~
シテ方宝生流能楽師 辰巳 満次郎 氏
EXPO2日目の1番最初の講演には、シテ方宝生流能楽師 辰巳 満次郎先生にご登壇頂きました。
世界的に活躍する先生が、日本最古の芸能である能楽とは何か、日本の芸能・芸術についてなど
誰にでも分かりやすく、画像や動画を使いながらお話くださいました。
能楽は、世界無形文化遺産にも登録されております。
その能楽を海外の人は五感を使って、右脳・直感を使って能を楽しむ。
外国人に寄り添ってるのが、通訳ガイドさんなので、真髄をとらえてもらうために研修会を行うなどの
取組みもされているお話なども頂きました。
また、日本橋にあります水戯庵は、お食事を楽しみながら能楽をはじめとする日本の伝統芸能を鑑賞することができる
新感覚の劇場型レストラン&ラウンジです。ぜひ足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
【パネルディスカッション】観光先進地域に学ぶ地域ブランディング戦略!
<パネリスト> VISIT MARKETING COO 代表取締役社長 大内 秀伸 氏
Zooops Japan 代表取締役社長 渡部 佳朗 氏
パム・コークリエーション 代表取締役 林 弘晃 氏
<ファシリテーター>JIFメンバーズ幹事長、
地域ブランディング研究所 代表取締役 吉田 博詞 氏
いかに日常を提供するのか。
リピーターが年々多くなっている中で、個々で対応するのではなく、
地域で連携し、ブランディグをしていくのが大事。
そのためにには、住民単位での繋がりをつくることも大切だとお話を頂きました。
特にパネリストのお三方が精通している、北海道と沖縄の実際の事例をたくさんお聞きできました。
非日常ではなく、異日常をどう訪日外国人に体験してもらうのかを考えるのが一つのキーワードとなりそうです。
【特別セッション】日本再生への道筋!
ベストセラー『日本列島回復論』著者、日本総合研究所
創発戦略センター シニアスペシャリスト 井上 岳一 氏
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日本インバウンド連合会 理事長 中村 好明 氏
2日目の最終回は、『日本列島回復論』著者、井上 岳一氏にご登壇頂きました。
弊会中村好明理事長が、2019年で最も知的興奮を覚えた著書の一つが、『日本列島回復論』(2019年 新潮選書)です。
日本は、 2100年には三代都市で収まるほどの人口になる。
資本を持たざるものは、どんどん搾取されていく。
そんな中、安心や幸福をどうやって手に入れていけばよいのか?
そんな疑問に、井上氏は「山水郷の世界にこそ日本の未来がある」と答えてくださいました。
実際に、若者はつながる世界に安心の基盤を見出しており、年々大都市から山水郷へと回帰する若者が増えているとのこと。
山水郷は決して捨ててはいけない。
インバウンドのリピーターをつくるにも必要で、訪日外国人の多くは日本の原風景を見たいというニーズがある。
デジタルとアートの融合が今日本の新しいアートとして人気があるのも、日本の自然を体験しているからこそだとお話頂きました。
山水郷を引き受けて生きることが、幸せな社会をつくる鍵となりそうです。
JIFブースでも様々なパフォーマー、インバウンドの専門家の方々にご登壇頂きました!
伝・Tokyo
~江戸から未来へ~
伝統と瞬間瞬間の思いを表現にかえてお届けする表現舞踏家/華湖 氏
(海外日本文化普及協会)
わがまちが旅マエ・旅ナカで“目的地”になるために取組むべき10のこと
NIPPON Passport株式会社
和エンターテイメントショー
Cool Japan Entertainment
自治体/企業の事例に見るインバウンドデジタルマーケティング
Tokyo Creative 株式会社
東南アジアにおけるインフルエンサーマーケティング
~YouTuberから見た魅力的な日本~
Prodigee Media株式会社(WebTVAsia)
検索順位を上げるクラウドサービス
浅草のインバウンド集客の成功に大きく貢献
株式会社イーウィルジャパン / 浅草観光連盟 広報担当
また、2日目の夜には、レセプション交流会も行われました!
JIF中村理事長にご挨拶を頂き、
下記豪華な皆さまに、パフォーマンスをして頂きました。
Cool Japan Entertainment
右近屋代表 孝藤 右近 氏
伝・Tokyo所属日本伝統芸能パフォーマー
若柳 尚雄里氏
ソプラノ歌手 松木マリア氏
そして、最後にはこの日の講演にも登壇頂いた
シテ方宝生流能楽師 辰巳 満次郎先生に、実際に能を披露頂く貴重なお時間まで頂きました!
歓談や、パフォーマンスのお時間は大変盛り上がりました。
皆様お忙しい中、誠にありがとうございました!