新型コロナウィルス感染症への対応について

平素よりお世話になっております。

日本インバウンド連合会(JIF)事務局でございます。

昨今の新型コロナウィルス感染症が日本国内はもとより世界的な蔓延が続いており、

インバウンド業界も甚大な影響を受けております。

一刻も早く終息することを心から願うと共に、“ポスト・コロナ”に向けて、

今できること、今しかできないことをしっかりと準備・対応していく必要があるかと思っております。

私たちJIFでは、会員の皆様をはじめ、インバウンドに懸命に取り組んでおられる皆様に、

さらに有益となる情報発信に努めてまいりたいと考えております。

 

以下に、(Ⅰ)当会の中村好明理事長からのメッセージを皆様にお届けすると共に、

(Ⅱ)新型コロナウィルスの影響を受けている事業者の皆様を対象にした

公的機関の各種支援メニューをまとめましたのでご案内申し上げます。

ぜひ、それらの支援メニューをご活用いただき、“ポスト・コロナ”時代、

すなわちインバウンド需要の急回復期に向けた戦略を練りつつ、

皆様と共に、この危機を乗り越えていければと願っております。

どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

(Ⅰ)JIF中村好明理事長からのメッセージ

 

 

 

 

 

拝啓 桜の開花が待たれる頃となりました。

 

新型コロナウイルス感染症が日々世界に拡散している状況ですが、

インバウンドの分野に従事されている皆様におかれましては、

イベント等の休止や延期、キャンセル、各種売上の減少など多大な影響を受け、

その厳しい現実と日々奮闘しておられることと拝察申し上げます。

まずはじめに、皆様に心からのエールを送らせていただきます。

 

そもそも、インバウンドは遠く海を越えた世界からの訪日需要で成り立っているため、

言わずもがなのことではございますが、国内マーケットよりもさらに巨大的なインパクトを受ける分野です。

 

このような状況の中で、今、私たちはどう考え、どう行動していく必要があるのかについて、

以下に3つの項目に分けて私見を述べさせていただければと存じます。

 

1.“ポスト・コロナ”と「インバウンド4.0」の時代に備えた準備期間

毎回、各地の講演でもお話しさせていただいている通り、インバウンドは一年草のような「草木」ではなく、

3年、8年、いやもっと長期間をかけて育てる「樹木」です(「桃栗三年柿八年」の例えのとおり)。

 

まず何よりも、中長期的な視点でインバウンドに取り組み、まさに今こそ新型コロナウイルス終息後の

“ポスト・コロナ”に備え、準備していくことが肝要だと考えております。

 

ちょうど昨日(3.11)で9年を迎えた「東日本大震災」ですが、

震災直後はインバウンド分野にも甚大な被害をもたらし、今回の新型コロナウイルス同様の自粛ムードで、

私たちの業界は壊滅的な状況に追い込まれました。

 

しかし、日本政府観光局の訪日客数の統計データを振り返ってみると、

2010年の訪日客数は861万人、大震災のあった2011年は622万人まで減少したものの、

その翌年の2012年には早くも836万人まで力強く回復しました(この急回復は私自身の記憶の中にも鮮明に残っております。)。

さらに、月別でも、震災直前の2011年2月度の訪日客数は68万人、震災が起きた3月は一旦35万人まで減少していますが、

同年の6月度には43万人まで回復し、10月度には61万人まで回復しています。

 

今回の新型コロナウイルスとは状況が異なるとはいえ、“明けない夜はない”のであり、“春の来ない冬はありません”。

 

決して楽観視はできませんが、困難こそ、イノベーション・躍進への好機と捉えて、

短期的な売上の急激ということだけで判断せずに、コロナウイルス終息後の未来を見据え、

各社・各団体が描く中長期的なビジョンと戦略を掲げ、その実現に向けて着実に取り組んでいくことが大切だと思います。

 

私は、来たる東京オリンピック・パラリンピック(開催そのものが危ぶまれているものの)開催を境に、

「インバウンド4.0」の時代が到来すると考えております。

「インバウンド4.0」の時代のキーワードは以下の通りと考えております。

 

〔インバウンド4.0の時代のキーワード〕

・47都道府県1718全ての市町村が「広義のインバウンド」に対応する時代

・同じく全ての都道府県・市町村がシビック・プライド(我がまちへの誇り、主権者・主体者意識)を形成していく時代

・デジタル・ファースト(全てのマーケティング戦略のデジタル化)の時代

・キャッシュレス完全対応の時代

・SDGsに対応する時代(Responsible Travel(責任ある旅)への対応)

 

これら時代のキーワードに対応していく上で、今こそが絶好の準備期間だと思っております。

新型コロナウイルス終息後を見据えて、各社・各団体で、今何をするべきか、連携共同できることは何かについて、

じっくりお考えになり、具体的に動き出していただければ幸いです。

 

なお、JIFメンバーズの会員の皆様には、

観光地経営の専門家を育成する資格取得研修プログラム「LDMカレッジ」の講座をeラーニングで提供しております。

この時期を活用して、ぜひ受講を進めていただければと思います。

※LDMカレッジの詳細はこちら → https://jif.or.jp/2019/11/26/6974/

 

2.様々な公的機関による支援策を活用する

今回の危機を乗り越えるために、様々な公的機関の方々が、新型コロナウイルスの影響を受けている

事業者の支援を目的とする助成金や補助金、融資を提供しておられます。

昨日も、観光庁から、新型コロナウイルス対策として、観光庁関係予備費36億円を投入することが発表されましたが、

それらの情報については、事務局のほうで、以下の(Ⅱ)の通り、まとめてもらっておりますので、

ご参照いただき、活用していただければ幸いです。

 

3.「健康第一」

最後に、何と言っても「健康第一」です。

(1)うがい手洗いの徹底と、(2)しっかりと睡眠をとることが何よりも大切だと思います。

ご自身の健康管理に加え、ぜひ、ご家族や組織の仲間、ご友人、ご関係される方々の健康にもご留意いただければ幸いです。

 

私からのメッセージは以上となります。

今が踏ん張りどころです。

皆様とご一緒に今の苦難の状況を乗り越えていけたらと心より願っております。

敬具

2020年3月吉日

一般社団法人日本インバウンド連合会 理事長 中村好明

 

 

(Ⅱ)新型コロナウイルス感染症で影響を受ける事業者が活用できる国・自治体等の各種支援策について

以下の通り、新型コロナウイルス感染症により影響を受けている事業者が活用することができる

国や自治体等の公的機関による各種支援策の情報をご案内致します。

 

<補助金・助成金・融資一覧>

〔最新〕 観光庁観光予備費(国土交通省 観光庁 3/10リリース)

http://www.mlit.go.jp/common/001331877.pdf

 

中小企業生産性革命推進事業(経済産業省 中小企業庁)

https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/koubo/2020/200123seisan.htm

https://www.meti.go.jp/covid-19/pdf/pamphlet.pdf

 

セーフティネット保証制度(経済産業省 中小企業庁)

https://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/sefu_net_gaiyou.htm

https://www.meti.go.jp/covid-19/pdf/pamphlet.pdf

 

小規模事業者持続化補助金(日本商工会議所)

https://r1.jizokukahojokin.info/

 

雇用調整助成金(厚生労働省)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/pageL07.html

 

新型コロナウイルス感染症に係る小学校等の臨時休業等に伴う保護者の休暇取得支援(厚生労働省)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/pageL07_00002.html

 

テレワーク助成金(東京都)

https://bit.ly/2W9I0Yy

 

新型コロナウイルス感染症対応緊急融資(東京都)

https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/007/457/20200305.pdf

 

※JIFメンバーズの正会員である株式会社地方創生推進協同機構様より上述の補助金や助成金を含め、

各種支援メニューの活用に関するセミナー動画と資料もご提供いただきましたので、ぜひご参照いただければと思います。

また、同社では、各種支援策への申請等に関する無料相談を受け付けております。ご活用いただければ幸いです。

 ・コロナ緊急対策セミナー動画(2020年3月11日) https://youtu.be/RGOHavVTzgM

 ・同セミナー資料 http://jrc.asia/wp/wp-content/documents/corona-brochure_20200311.pdf

・国や自治体・金融機関のコロナ対策資料 http://jrc.asia/wp/wp-content/documents/corona-support_20200311.pdf

 

<各種窓口について>

感染症等を起因とした外国人観光客の減少等、経営環境の変化に直面している宿泊事業者向けの特別相談窓口(国土交通省 観光庁)

http://www.mlit.go.jp/kankocho/news06_000445.html

 

感染症等を起因とした旅行者の減少等、経営環境の変化に直面している旅行業者等向け特別相談窓口(国土交通省 観光庁)

http://www.mlit.go.jp/kankocho/topics06_000253.html

 

<新型コロナウイルス感染症に関する情報>

新型コロナウイルス感染症対策(首相官邸)

https://www.cas.go.jp/jp/influenza/novel_coronavirus.html

 

新型コロナウイルス感染症関連情報(国土交通省 観光庁)

http://www.mlit.go.jp/kankocho/page01_000624.html

 

新型コロナウイルス感染症関連(経済産業省)

https://www.meti.go.jp/covid-19/

 

新型コロナウイルス感染症について(厚生労働省)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

 

<主な都道府県における対応一覧>

<北海道>経済環境変化対応資金

<青森県>新型コロナウイルス感染症について

<宮城県>新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について

<福島県>新型コロナウイルスで影響を受けた中小企業者への資金繰り支援

<栃木県>新型コロナウイルスに関する情報

<埼玉県>経営あんしん資金(新型コロナウイルス特例)

<千葉県>セーフティネット資金

<東京都>緊急融資制度

<神奈川県>横浜市 経済変動対応資金(新型コロナウイルス)

<山梨県>新型コロナウイルス感染症に関する総合情報

<岐阜>新型コロナウイルス感染症について

<新潟県>新型コロナウイルス感染症対策特別融資

<富山県>新型コロナウイルス感染症に関する中小企業者への金融支援

<静岡県>経済変動対策貸付(新型コロナウイルス感染症対応枠)

<愛知県>経済環境適応資金/サポート資金

<京都府>新型コロナウイルス対応緊急資金[PDF]

<大阪府>新型コロナウイルス感染症対応緊急資金[PDF]

<奈良県>経営環境変化・災害対策資金

<和歌山県>中小企業融資制度[PDF]

<鳥取県>新型コロナウイルス感染症(COVID-19)特設サイト

<岡山県>新型コロナウイルス感染症について

<広島県>中小企業者等に対する金融支援について

<山口県>新型コロナウイルスに関連した感染症について

<香川県>新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する情報

<愛媛県>新型コロナウイルス感染症に関する情報

<福岡県>新型コロナウイルス感染症について

<佐賀県>新型コロナウイルス感染症に関する相談窓口・基本情報

<熊本県>金融円滑化特別資金

<大分県>新型コロナウイルスに関するお知らせ

<鹿児島>新型コロナウイルス感染症に関する情報

<沖縄県>中小企業セーフティネット資金[PDF]