実践会
公開日2023.04.12 /更新日2023.04.26
2023年 4月度JiF観光立国実践会 オープンセミナー
インバウンドの旅人を地域に呼び込む日本の伝統の匠の技と美 ~宮大工・数寄屋大工と植栽のプロからの実践報告~/開催報告
開催案内はこちらからご覧いただけます
2023年 4月度JiF観光立国実践会 オープンセミナー
インバウンドの旅人を地域に呼び込む日本の伝統の匠の技と美 ~宮大工・数寄屋大工と植栽のプロからの実践報告~
2023年4月19日(水)
◆セミナーの部
実践報告①:「日本の伝統技を未来へつなぐ 〜インバウンドに向けた次なる一手〜」
実践報告②:「旅人を癒す、植物のチカラ 〜植彩工房の挑戦〜」
匠の技の継承者
①スピーカー
相良 昌義氏
茶人、合同会社相良工務所代表、一般社団法人 伝統職人塾代表理事
緑の魔術師
スピーカー②
潮田 雄一氏
植彩工房代表、一級園芸装飾技能士
JiF 理事長
コメンテーター&聞き手
中村 好明氏
㈱ぐぼう代表取締役
JiF副幹事長
聞き手&コメンテーター
道越 万由子氏
㈱ビヨンド代表取締役
JiF 運営委員
総合司会(MC)
佐々木 茜(あかね)氏
㈱ビヨンド所属
スケジュール
17:30-18:45
◆第一部:”実践報告トークライブ”
実践報告①:テーマ:「日本の伝統技を未来へつなぐ 〜インバウンドに向けた次なる一手〜」
実践報告②:テーマ:「旅人を癒す、植物のチカラ 〜植彩工房の挑戦〜」
19:00-20:30
◆第二部:実践会交流会
※第二部は、ウェビナーとは違うZoomのID/PWが必要です。会員及び会員からの紹介者のみ参加可能となります。
※ブレイクアウトセッションを設定してネットワーキングの時間を設けます。
開催方法
Zoomで開催。
参加対象
JIFメンバーズ個人会員/賛助会員/正会員/特別会員/幹事会員/一般参加者(事前登録制)
イベント詳細
■■◎◎JiF4月度観光立国オープンセミナー◎◎■■
2023年4月19日(水)(17:30~18:45)
☆☆ZOOMウェビナー登録(無料)はこちらです。
↓↓↓
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_6q52uJNRjGohxE_HqrbsA
★☆★4月のテーマ:
「インバウンドの旅人を地域に呼び込む日本の伝統の匠の技と美~宮大工・数寄屋大工と植栽のプロからの実践報告~」
Zoom開場17:15~
開会17:30(17:30~18:45)
◇総合司会(MC):佐々木茜(あかね)氏(JIF運営委員、㈱ビヨンド所属)
◆第一部:”実践報告トークライブ” (17:30-18:45)
テーマ:「日本の伝統技を未来へつなぐ 〜インバウンドに向けた次なる一手〜 」
スピーカー①:相良昌義(さがら・まさよし)氏 【茶人、合同会社相良工務所代表、一般社団法人 伝統職人塾代表理事】
≪匠の技の継承者≫
≪相良 昌義氏 プロフィール≫
普通科の高校を卒業後大工の父親の手伝いをしながら一般住宅で大工の基本を習得後、
さらにその技を極めようと、単身何の伝手もなく、京都の宮大工の元に押し掛け、15年修行を積む。
2012年に伝統建築に特化した工務店を立ち上げ、今に至る。
今後の目標は、2022年に立ち上げた一般社団法人 伝統職人塾の活動として、その塾を完成させること。
テーマ:「 旅人を癒す、植物のチカラ 〜植彩工房の挑戦〜 」
スピーカー②:潮田 雄一(うしおだ・ゆういち)氏 【植彩工房代表、一級園芸装飾技能士】
≪緑の魔術師≫
≪潮田 雄一氏 プロフィール≫
注文住宅建築会社で施工・管理に8年半携わり、 グリーンレンタル会社勤務時代に全国の大学病院を
メインに営業・品質管理を18年半経験。
植栽管理を行うパートやグリーンレンタル会社 ( 協力会社 ) の メンテナンス教育の統括責任者として指導を行う。
2019年に独立して、「植彩工房」を設立。住宅建築に精通した植物空間デザインを得意とする。
◇聞き手
・中村好明 JiF理事長【㈱ぐぼう社長】
◇コメンテーター
・道越 万由子 JiF幹事長【㈱ビヨンド社長】
・質疑応答 (チャットでの質問に応える形式)
◆第二部:実践会交流会(19:00-20:30 )
※なお、第二部は、ウェビナーとは違うZoomのID/PWが必要です。会員及び会員からの紹介者のみ参加可能となります。
※ブレイクアウトセッションを設定してネットワーキングの時間を設けます。
・質疑応答(チャットでの質問に応える形式)
2023年4月度 JiF観光立国実践会オープンセミナー開催報告
『インバウンドの旅人を地域に呼び込む日本の伝統の匠の技と美 ~宮大工・数寄屋大工と植栽のプロからの実践報告~』
皆さま、こんにちは!先日行われた2023年4月度のJiF観光立国実践会オープンセミナーも無事に終えることが出来ました。多くの皆さまにご参加頂き、誠にありがとうございました。
冒頭で中村好明JiF理事長からも、「いよいよ来るGW明けの5月8日には政府によって新型コロナウイルス感染症の分類が「5類」に移行し水際対策も撤廃され、ついにポストコロナ時代のインバウンド完全復活時代に突入です」と述べました。また、5月17〜19日に東京ビッグサイトで開催される「自治体総合フェア2023」への出展についての周知もあり、期待感を滲ませておりました。ぜひJiF会員の皆さまとともに盛り上げていきたい所存です。
実践報告①「日本の伝統技を未来につなぐ〜インバウンドに向けた次なる一手〜」
まずは京都で修行を重ね、現在は千葉を拠点に全国で活躍をされている宮大工・数寄屋大工である「匠の技の継承者」合同会社相良工務所代表の相良昌義氏にご登壇いただき、これまでの経験のお話、これからの構想やインバウンドに向けてどう活動をされていくのかをお話しいただきました。
ほぼ飛び込み同然で京都へ修行に向かわれたとの事で、ご苦労も多々あったであろうと思われます。ただ常に前向きな相良さんのお人柄を感じる語り口に、私は終始微笑みながら拝聴をしておりました。「伝統職人塾」についてもとても興味深いお話がございました。ビジネスとして、広義での職人として、専門職である伝統職人として 、そして遊びとして、これまでの歴史や文化、伝統を踏まえながらも新たな立ち位置として様々なジャンルの職人技にチャレンジ出来る仕組み作りにワクワクしております。
相良さんは先日開催された「JiF FES」にてワークショップをご担当して頂きました。組み立て式の仮設茶室を作り様々な場所に移動をして茶道体験ができるというものでした。インバウンドに向けた、体験コンテンツとしてとても魅力を感じるものでこれからの更なるご活躍が期待されます!
実践報告②「旅人を癒す、植物のチカラ 〜植彩工房の挑戦〜」
続いては「植物を家族に」をテーマに、植物からの視点で住まいへの植栽の取り入れ方を提案する「緑の魔術師」、植彩工房代表の潮田雄一氏にご登壇いただき、植物との出会い、そして仕事としてどう向き合っておられるのかをお話しいただきました。
終始お人柄を感じる、穏やかな表情の中でも熱意が乗った言葉を発せられておりました。なぜお仕事として植物を扱う事になったのかから、外構やインテリアに植物を置くことによる人間への効果のお話しまで、豊富な話題を惜しげも無くご披露いただきました。お話しの中で「植物を愛でる」という言葉がございました。それによって植物が発するサインを読み取る事ができ、健康を保つ事を可能にする。まさに植物は人間と同じというお考えの表れなのだと感じました。潮田さんが普段扱われている、デザインコンクリートの器も素晴らしいものでした。以前に拝見した事がありますが、天然石かと思うような精巧な外観、そして持ってみると驚きの軽さ!
潮田さんも先日の「JiF FES」にてワークショップをご担当いただきました。「植物を健康に育てる」とは何か?というところから実際に植物を触りながらの手入れの仕方まで、懇切丁寧という言葉がピッタリな講師ぶりでした。
中村理事長とともに聞き手・コメンテーターを務めた道越万由子JiF幹事長(株式会社ビヨンド代表取締役社長)による、的確で終始にこやかにされるコメントがとても印象的でした!
さいごに
今回の実践会は「匠の技・職人の心意気」を感じる時間となり、インバウンドに向けても訪日客へアピール出来るようなお話がいくつもありました。お二方のお話を拝聴して感じたのは、ブレのない芯の強さ、そして真剣に取り組んでいらっしゃる姿勢です。やはりこれは多くを語らずとも伝わるものだと思い、自身への励みともなりました。
文:山田和也(JiF事務局)
JIF(日本インバウンド連合会)は「持続可能なニッポン」を実現するために活動しています
JIF公式サイトでは、インバウンドに取り組む皆さまに役立つ情報発信、各種イベントのご案内などを行っております。会員さまに向けて「出会い・気づき・学び」を提供する取り組みも行っておりますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
トップページへ