JiF FES2023 開催報告

　春への気配、そしてアフターコロナへの期待感が高まる２０２３年３月１日〜３月５日の５日間の日程で開催されたJiF FES（インバウンド＆まちづくりフェスティバル）。会場は東京・白金台にあるポップアップショウルーム「MuSuBu」。

　週替わりで特定の地域や団体にフォーカスをあて、魅力を最大限に引き出して近隣に居住の方々を中心に発信をしているスペースです。ここに全国からJiF会員が集まり、地域の特産品を販売や企業のPR・セミナーやシンポジウム、そしてワークショップの開催など、盛り沢山な内容となりました！

「１階はご当地物産の展示即売」

　会場の「MuSuBu」に入ってすぐのフロアはJiF会員の協賛による、ご当地物産の展示即売スペースに。各地ご自慢の食品やクラフトビール、植栽にアウトドアグッズまで、幅広いラインナップで「日本全国の直売所」のようなスペースとなりました。

　白金台いう立地ゆえ、お客様の生の声や反応をみるのも貴重な機会。スタッフさんのセンスを感じるレイアウト、そしてにこやかなご対応にも助けられました。そして併設のキッチンスペースでは日本全国の食材を使ったプレートランチ、そしてデザートが提供され、まさにご当地うまいものを欲張りしたひと皿となりました。

《協賛企業・団体様》

京都府舞鶴市、富士観光開発株式会社（富士桜高原麦酒）、株式会社庭建、植彩工房、福島県田村市、佐賀県酒造組合

「２階では企業PR、そしてセミナーやシンポジウム」

　２階へと続く階段を上がると株式会社ビヨンド、株式会社BRICK’s、株式会社地方創生推進共同機構によるPRブースが、そして奥にはセミナースペースがありJiF会員企業によるPRの場となりました。

　そして金曜日には特別シンポジウム・交流会が行われました。国際スポーツ＆ウェルネスウィークエンドの岩井智子氏、中村好明JiF理事長による基調講演にはじまり、全国で活躍されているJiF会員による実践報告、そしてアフターコロナへの観光立国のあるべき姿についてのクロストークと、限られた時間の中で凝縮されたプログラムが

シンポジウムの後に行われた交流会では無形文化財「武州里神楽」の家元十世、石山裕雅氏による演舞に「絃月流」琵琶奏者の須田隆久氏による演奏のコラボが実現。JiF会員も久々のリアルでの会話も弾んだ様子で盛り上がりをみせました。（詳細につきましては特別シンポジウム・セミナーのページにてご確認ください）

「週末にはワークショップ開催」

　週末の土曜日は２階のスペースをガラッと変え、JiF会員による３つのワークショップを開催。住宅や店舗の植物空間デザイナー、植彩工房の潮田雄一氏による「植物空間デザイナーに学ぶ盆栽作り」、宮大工・数寄屋大工の合同会社相良工務所の相良昌義氏による「組み立て茶室で茶道体験」、国際スポーツ＆ウェルネスウィークエンド所属ヨガインストラクター、栗原貴久氏による「クリスタルボウルの奏でる倍音とヨガ」という、偶然にも「癒し」がキーワードとなった３つのワークショップが集まりました。

　お陰様で当日はご予約は定員に達し、中には超満員となったワークショップも。それぞれの世界観を「体験」を通じて存分にて伝えてくださった１日となりました！（詳細につきましてはワークショップのページにてご確認ください）

さいごに

　いつもと違った、大型展示場ではない都市型ポップアップスペースでの開催。私自身もはじめての経験で課題も多く見つかりました。そんな中でもMuSuBuを運営する株式会社八芳園の皆様をはじめ、ご協力いただいた会員の皆様に多大なる感謝をするとともに、ご来場いただいたお客様に喜んで頂けている様子を見るのが何よりもの幸せを感じました。

文：山田和也（JiF事務局）